macOSアップデート後の『xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools)…』の対処法

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この記事は 2022/07/04 に見直しています。

macOSのアップデート後に、ターミナルからgitコマンドやmakeコマンドを実行すると下記のようなエラーに遭遇することがあります。

xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun

xcrun というコマンドはコマンドラインからデベロッパツールを見つけたり、実行するコマンドです。

このコマンドが、現在有効になっているデベロッパツール用のパスが有効ではないというエラーです。

エラーの原因

これはmacOSをアップグレードした際に「Xcode Command Line Tool」が消えることで起きるエラーです。

ターミナルやFinderで /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin を確認すると空っぽになっていることがわかります。

対処方法

「Xcode Command Line Tool」というのはXcodeをインストールした際に追加されるので以下のコマンドを実行し、Xcodeをインストールすれば解決できます。

xcode-select --install

この現象はmacOSをアップグレードした際や容量削減の為にXcodeをアンインストールした時に発生するエラーですが、結構発生すると思うので、覚えて損はないと思います。

インストールできない場合

command line tools are already installed, use "Software Update" to install updates

上記のようなメッセージが出た場合は既にインストールはされているけど、何らかの理由で動作出来ない状態なので一度、「Xcode Command Line Tool」をアンインストールしてから再度、コマンドを実行してください。

Xcodeを再インストールしても「Xcode Command Line Tool」も一緒にインストールされます。